◆ BOLDコラム第2回 ◆

京都光華女子大学心理学科の大谷です。 日頃、BOLDの調査にご協力いただき、誠にありがとうございます。 私はこれまでに子どもの発達についての調査を行ってきました。身近なところでいうと、子どもは何歳くらいにじゃんけんの勝ち負けがわかるのかを調査したりしました。ちなみに、子どもは何歳くらいからじゃんけんをするようになると思いますか? 実は、子どもは2-3歳からじゃんけんをするようになります。一方で、じゃんけんの勝ち負けがわかるようになるのはもっと先で、平均的には4-5歳頃に理解できるようになります。ちょっと意外に思われたかもしれませんが、子どもは「じゃんけんがわかる」より前に、「じゃんけんをする」ようになっているのです。面白いですね。 子どもの発達についての調査を重ねる中で気づいたこととして、子どもの発達が時代とともに少しずつ変化している、という点があります。例えば、幼児期ではお絵かきの技能が20~40年前と比べてやや未熟化しています。これには、生活環境の変化も影響しているかもしれません。昔と比べると、子どもの身近にいろいろなおもちゃがあったり、メディアに触れる時間も増えているので、以前よりお絵かきをする時間自体が短くなっているのではないかと思います。そうすると、結果的にお絵かきの技術が上達する機会も減ってしまうので、それが未熟化につながっているのかもしれません。 こんな風に、子どもの発達は多少なりとも、時代による生活環境の変化などの影響を受けていると思われます。現在行っているBOLDでの調査も赤ちゃんの発達についての調査になります。意外と知られていないのですが、日本国内で出生する赤ちゃんの出生体重は1980年頃から段々小さくなってきています。“小さく生まれると、その後の赤ちゃんの成長・発達に影響があったりしないのかな”という素朴な疑問が、研究のスタート地点です。 BOLDではオンラインの調査になりますので、調査は主に保護者の方につけて頂く発達についての質問票によって行います。ですので、可能な場合は画面越しにお子さんの姿を見せて頂くこともありますが、寝てしまっている時、ご機嫌が悪い時、ご都合が合わない時などは、保護者の方だけでの調査参加も可能です。 年々出生数が少なくなる中、赤ちゃん研究を続けていくことはますます難しくなっていますが、その打開策がオンライン調査を行えるBOLDという仕組みです。ぜひ引き続き私たちの調査にご参加・ご協力を賜れましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 最後までお読みいただきありがとうございました! また次号をお楽しみに☆

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